箱根ターンパイクで458スパイダーと430スクーデリアを比較
してきました。
今回はその印象について書いています。
結論から言うと、同じフェラーリ枠に入れていいのか
分からないくらいの全くの別の車でした。
このブログに初めて辿り着いた方はこちらをお読みください
458スパイダーオーナーのFさんがスクーデリアに乗った感想
「揺れすぎて気持ち悪くなる。怖いから(スクーデリアは)運転したくない」
「458スペチアーレ アペルタ欲しいなと思ってたけど
こんな感じなんだと思ったら要らないです。無理!」
と、スクーデリアの乗り心地の悪さにビックリされていました。
(ちなみに、運転の腕が理由ではありませんw)
同じようにフェラーリ乗ってますって名乗っていいのか、
分からなくなるくらいに、完全に別物…。詳しい経緯は以下に。
視界が全然違う
今回、車3台に4人体制だったので
私は自分でスクーデリア運転した以外に
3台の助手席に乗って比較してみました。
430スクーデリアの視界は最悪です。
後ろを見るというよりは、エンジンが燃えたりしたら
いち早く気付くためかエンジンに見とれるため(危ない…)
にあるんですか?!っていうくらいエンジンの面積が
大きくて、とにかく後ろが見えません。

いっぽう、458は至って普通に後ろが見えます。
当たり前ですが、オープンにすれば視界は抜群。
スクーデリアの見にくさって酷いですよね!
458以降のフェラーリしか知らない人は
きっとフェラーリって乗りやすい車だと思うんだろうし、
スクーデリアだと大変な車って思うだろうし…。
その他諸々「見えない」「うるさい」「ガタガタする」
などなど、スクーデリアの良いところが未だ見えず。
458スパイダーと430スクーデリアの音
ひとことで言うと、458スパイダーは計算されてる官能的な良い音。
ちなみにスパイダーという車の性能に合っていて
オープンにした方が音が良くなるように調整されてる(?)ことも印象的。
一方、スクーデリアはもう、消音機能にお金かけてない
ただのうるさい車><
(先日、後から常にクラクション鳴らしてるくらいの爆音と言われてましたが)
スクーデリアはイイ音っていうか、ただのうるさい車です。
車内で会話もできないくらい。助手席要らないんじゃない?てくらい。
458スパイダーと430スクーデリアの総合的な比較。
一番の違いは「日常に使える」かどうかですね。
フェラーリ自体「雨降ったら乗れない」など面倒なあたりが
スーパーカーらしさを発揮しまくってますが、
用途 | 街乗り | デート | 遠出 | サーキット | 1台持ち |
---|---|---|---|---|---|
458スパイダー | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
430スクーデリア | ☓ | ☓ | ☓ | ◎ | ☓ |
こんな感じです。
スクーデリアの良さって…?!
残念ながら430スクーデリアのいいところって
未だ街乗りや普通の道だと全く見つかりません。
多分、この先も街乗りでは見つからないでしょう(爆)
ただの見難くて乗りにくくてうるさくて揺れる車><
ロールバーといい、4点シートベルトといい、
むき出しの床に消火器といい、
デートに来たらドン引きされること必至。
片手で運転もできないし、疲れるし、燃費悪いし
乗り心地最悪だし、遠出も厳しい。
一方、458スパイダーはダンナが運転させてもらって感じた
印象ですが「すべてにおいて最高レベル」
「やばい!!ポルシェと同じくらい運転が簡単で、
でも楽しさを100倍くらいにした感じ!」
とやばいを20回くらい口走ってました。
フェラーリとポルシェの運転の違い
・フェラーリ
頭で考えるよりはるかに車の方が性能が良い
・ポルシェ
頭で考えたとおりに動く。ポルシェは
多少の遊びの部分が脳の考える車の動きと
マッチしてぴったり、しっくり来る。
スクーデリアと997のカレラSの比較だったら
カレラSの方が思い通りに曲がれる、減速できる感じがあって
操ってる感が楽しい。
一方、フェラーリ、というかスクーデリアは
サーキット持っていってないせいか
車の限界がよく分からないこともあって
「よく分からない」まま運転してる感があります。
全然操れてないというか。
すごい名馬に乗ってるんだけど、
このくらい踏んだらこうなる、曲がり方こうなる
ってのが頭で想像が分かりにくい。
怖いから性能を試しきれない。
馬の機嫌損ねたら、振り落とされて落馬しそう。
そんな感じがあります。
パドルシフトの使い方
Fさんの話で「確かにな」と思ったのがパドルシフトの使い方。
ポルシェの場合、減速のときに使ってるんですよね。
上げるときはPDKさまさまで勝手にうまーく上がってくれるので
パドルシフトで上げることってほぼなくて(私は、ですが)。
でもスクーデリアの場合、ギアと加速の踏み込みが合わないと
ハンドルが光ってギア上げろ!って怒られる(!)んです。
一方、減速の感じやブレーキの効き方も全然違うので
かなり印象が違いました。
フェラーリ買えないと分からないコト
458スパイダーはポルシェに分類するとボクスターやケイマンあたりが
機能的には近いところに分類されると思うのですが、、、
炎上を恐れないで書くならばポルシェを所有しただけで
「ポルシェってすごい!最高!」って思ってるのは
井の中の蛙なんだな、ということを突きつけられました。
しかも、やっぱり車の値段って何かに比例する。
フェラーリでも、458以降のに乗らないと味わえない快適さと
運転の楽しさの両立の面のすごさ。
ケイマンやボクスターはコスパは最高だと思うんですが
バタつき感や安定のなさもあったりして、どうしても
フェラーリと同等にはなれない。
さらに、フェラーリの方が圧倒的に
アドレナリンが出る運転を味わえるけれど
それを知らないでポルシェすごいと思っているだけ。
たぶん、中古で安いポルシェ買ったくらいじゃ
全然分からないことが多いんだと思う。
そして、乗り比べないと分からない。
井の中の蛙でも、ポルシェは超楽しい車ですけどネ。
それでも、
「経験してみないと分からないことは沢山ある」
ということを突きつけられるのが
スポーツカーとスーパーカーの大きな差なんだと
思いました。
なんか、、、知らない方がよかった世界を
垣間見てしまった感。
うちにフェラーリがやってきてまだたったの2週間。
今のところは私はスクーデリアの良さを全く感じていませんが(苦笑)
きっとこれが458以降のフェラーリだったら全く印象は違うハズ。
(気難しすぎるけど一応は)フェラーリ、ではあるので
比較して試した上で分かるポルシェの良さも沢山あるはずだし
これからどんな差を感じていくのか、楽しみで仕方がないです。
ちなみに、結局ポルシェの良さはまた別にあるので
それは後編にて書きます。
車を買う理由
高級車ってきっと、「突出した好み」がないとなかなか購入に
踏み切れないんですよね。無難だからこれにしよう、ってならないというか。
乗って気に入ってる方が見たら怒られそうだけど
BMWのM3,M4などは「不満がないけど、一目惚れする購入ポイントがない」
という感じだったんですよね。
恋愛も同じで、悪くないんだけど、何かすべてを投げだして飛び込むほどの
男子じゃない…。結婚相手にはきっとバッチリなんだけど、一目惚れ感はない。
そんな感じ。
不満がないって、実はすごいことなんですけどね。
そういう意味では、スクーデリアは
「サーキットで250キロ以上出したとき」
なんかに堪らないアドレナリンの出方を感じてヤバイんじゃないかと予想します。
その1点だけで持つ理由にはなるんだろうな〜。
といっても、スクーデリア1台持ちは絶対無理。
458イタリアやスパイダーならまだ可能。
そういう意味では大きな違いがありますね。
同じ「フェラーリ枠」に入れるのは抵抗がある。
そんな感じがします。
超長くなってきたので、後編に続きます。
良かったらこちらもどうぞ
(このブログを初めて読まれる方はこちらのポルシェ911の購入記と理由の記事をどうぞ)
駐車場問題のコトをご存じない方はこちらをどうぞ。
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