ポルシェパレード2018 その1の続きです。

2年に一度、ポルシェクラブの会員が全国から集まるポルシェパレードですが、鈴鹿を貸し切るだけあって走行プログラムも充実しています。
ただし、問題は「正会員しか走行できない」という枠がほとんどなんですよね〜。
鈴鹿でライセンスなしで走行できる機会としては良いとはいえ、そのために年会費払って夫婦それぞれ会員になるほどの価値はあるのか?
しかも、同じ時間帯に走るとなると車も2台必用。
これが富士での開催ならまだしも、鈴鹿までの距離を考えると2台で東京から来る遠さなども考えると、けっこうネックです。
同伴者向けのメニューとしてはサーキットタクシーなども用意されているのですが、自分でハンドルを握れるメニューはほとんどありません。
そのなかで唯一同伴者枠でもガッツリ参加できてよかったのが「安全運転講習」と名付けられたプログラム。
安全運転講習って?

安全運転講習というくらいなので、本来、企業の方などが受けるケースが多いみたいなのですが今回はポルシェパレード用に特別に用意されたプログラムのようでした。
ホンダの運営なので、ホンダ車を借りてレッスンを受けることもできたので私はそちらをチョイス。
ドリフトの練習でタイヤがめっちゃ減ったら夫に怒られそうというのもあり(爆)

ホンダの教習車ならシビックあたりになるのかな?と思っていたらS660が登場。これは想定してなかったので嬉しかったです!
HPなどにもレンタル車両に入ってないので特別だったのかも?台数も2台しかないっぽかったので。
ちなみに、今回はたった3人しか参加者がいなかったのでたーーーっぷり練習することができました。
講習の金額は2時間で16,500円。ちょっと割高?と思いましたが(といってもポルシェのドライビングエクスペリエンスに比べると安いですけど)
なにせ3人しかいなかったこともあってガッツリ練習できたので途中でその点ではお得感があったかな。
他の方はお2人ともポルシェでの参加でした。
安全運転講習の内容は?

講習の内容は2パターンに分けられており、
超ざっくり分けると、
・ブレーキング
・ドリフト
でした。ペーパードライバーです。みたいな人がいたらブレーキングの練習もがっつりやったかもしれないのですがさすがに今回の参加者はそういう感じじゃなかったので早々にドリフトコースへ。
私の記憶が確かならば、富士で行われるポルシェのドライビングエクスペリエンスでの定常円旋回の練習は確か地面に散水車が撒いてて、
茂木のレッスンではタイルの上だったような覚えがあるのですが(あやふやなので逆かもしれないし、違うレッスンと間違えてる可能性もあります)、
鈴鹿の安全運転講習の設備コースの中にある練習場は、いろんなタイルががっつり組み合わされている場でした。
①ブレーキング練習

タイルの上で停まり、決めた位置にうまく移動される練習。
ここで教官の教え方で一番今後も役立ちそうだったのが、
「次は3キロスピードアップして同じ場所で踏んでください」など、
45キロだと停まれるけど、48キロだと滑る、
みたいな本当に数キロのスピードの差でどこからコントロールが効かなくなるかがわかることでした。
これは絶対自分の車で参加したほうが良かっただろうな、とこの時点で思ったのですがS660も
高速域だと物足りない感じがしましたが、こういうレッスンで走るにはキビキビしててかなり楽しい車!
(そういえば以前のS660試乗記がありました)
②ドリフト練習

ドリフトの練習、というか実際にはスピンをしてしまったときの立て直しや、どうやったらスピンしてしまうのか、などを学ぶ練習なのですが、
他の参加者の方は私よりずっと運転がうまい方たちだったのでコーナーでうまくこの挙動を活かせると
普段、ABSが効くような事態になることはまずありませんが、効いた状態でブレーキを踏むとこうなる、とか
タイルの上でコントロール不能になったものが、アスファルトの上に出た瞬間一瞬でブレーキが効いてガツン、と衝撃が来る中でのまたコントロール、立て直しなど
できれば実際には体験したくないけどやっておくといざというときに明暗が分かれそうな練習をとことんやることが出来たのが面白かったです。
私の場合は全然うまくすーっと滑らせる、なんて無理で、下手くそで
とにかく止まらなくて、そしてガツンとなって狭いS660 の側面に腕がガシガシぶつかったりして大変だったりもしましたが、
かなり勉強になりました!やっぱり、大変したことがないことは急にはできないですからね。
次回開催は2年後だし、あるかどうか分からないメニューではあるけど、次回もあったら参加したいです。
安全運転講習に参加する意識高い人はそもそもそんな無茶な運転をしないと思うし、わざわざお金払って講習なんて受けたくないという人が多いと思うけど、
こういう「緊急事態における挙動」はもっと受けておいたほうが安心ですよね。教習所とかでもあったら良かったのになあ。
(といっても、免許取る前の技術の人にこれを教える教官の身がちょっと怖すぎかもですけど)
ちょっとした踏み加減で天国と地獄の分かれ道、みたいな練習を積んでおくとアクセルやブレーキの足の裏の感覚に鋭敏になるというか、
ほんの数キロ間違って「止まれる」と見積り間違えただけで危ない、というのを学べたのは良かったと思います。
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「王様の耳はロバの耳!」って感じで…
日常生活で車の話題できないので、ブログに残しております♪
Twitter始めました。
インスタもひっそり
こんばんは。
首を長〜くしてブログ続編をお待ちしておりました!
安全運転講習に参加されたんですね!
私も今は昔?の1996年初めて参加したポルシェパレードで安全運転講習に参加しました。964でです。懐かしいな〜!
教官が「ポルシェを信頼してもっとガツンとブレーキを踏んで下さい!」って言われたのを覚えております。
後編も楽しみにしております♪
インヂュニア様
コメントありがとうございます。
そういえば、インヂュニアさんの車と写真撮ろうと思って車を探したのですが
見つけられなかったんです><
安全運転講習、意外と楽しいですよね!まさか20年前にすでに参加されていたとはすごいです。
そして、歴史あるパレードですね。