ランボルギーニウルスの試乗に行ってきました。

私が欲しい色は初期のカラーにないのでまだ全く発売予定がないらしいのですが、この紺色もシックでいいですね。

東京プリンスホテルの駐車場がオフロード仕様に!こんなに広い会場を貸し切って試乗イベントに使うなんて、すごい。貴重な機会に呼んでいただいてありがたいです。

このような、段差を模した設備が作られており途中2輪浮いた状態も体験できました。

普通は一輪でもタイヤが浮いた状態になってしまうと空回りして車は前に進まないけれど、ウルスはその空回りしているタイヤと、接地しているタイヤの挙動をうまく制御し、接地してるタイヤだけに駆動力をかける機能があるので、2輪浮いても前に進めるような特殊な仕様になっているのだとか。なので街中でもカーブが曲がりやすいと聞いたのですが、そんなにスピード出して曲がることもなかったのでこちらは不明です。
画像だとわかりづらいので動画でどうぞ。
ウルス試乗 pic.twitter.com/PjkmREom7w
— ぽる美 (@porumi911) 2018年10月14日
最大傾斜40度まで対応可能ということですが、そもそもそんな道あるのか!?
40度って雪山滑り降りるともう垂直に近い体感では!?という角度ですよね。すごいな。
ウルス試乗 pic.twitter.com/fLXDYAaxNL
— ぽる美 (@porumi911) 2018年10月14日
実際それを体験する機会はそんなになさそうですが、荒れ地を走るときは心強そうですね。

このタッチパネルがかなり使いやすそう!テスラみたいw(あんなに画面大きくないけど)
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ウルスの特徴
エンジン音はこんな感じ、と動画でどうぞ。
ウルスのエンジン音 pic.twitter.com/ZghFynQZY5
— ぽる美 (@porumi911) 2018年10月14日
これまでのアヴェンタドールやウラカンと運転の操作で大きく違うのは、モードが3種類から6種類になっていること。
「STRADA」「SPORT」「CORSA」「SABBIA」「TERRA」「NEVE」というモードが搭載。上の3つのストラーダ(公道)、スポーツ、コルサ(サーキット用)のモードは同じで、その下に砂漠、オフロード、雪道モードの3つの新しいモードが投入されています。

公道を走った感じの印象は、、、ぶっちゃけQ7とどう違うのか?って見た目とオフロード仕様と内装の高級感……???ちょっと乗っただけだとわからないかも。
スポーツモード、コルサモードにすると足回りもハンドルも固くなるんですが、この辺の味付けはウルスに必要な機能なのかは???
私は過去にもけっこうマカンのコンセプトがよくわかんないとdisって来た気がするんですが、1台にスポーティーさとラグジュアリーさとか同居させてあれもこれもで中途半端になるのがあまり好きじゃないんですよね。ほんっと個人的な意見だし殆どの人がこうは思ってないのは重々承知してますが、何かに突出してて何かはちょっと足りないくらいの車のほうが好きなんですね、多分。
どっちかっていうとハイエースや軽トラみたいに何かの用途に振り切れてる車のほうが断然好きだな。パナメーラとハイエースどっちかあげるって言われたらハイエース選ぶ、カイエンだったら荷物載せる用に欲しいけどパナメーラあっても荷物詰めないから今の私の生活に意味ないし。わかりやすい例えになってるかわからないけど、そんな感じです。
で、話ズレましたが、ウルスはやっぱり「大きい!」と思いました。思ったっていうか実際デカイ。そして、この巨躯を運転して「ぶつけたらいくら諭吉が飛んでくのよ」っていう緊張感、駐車のときとか半端なさそう。。。ぶつけても笑顔で許してくれる夫が欲しいぜ、という感じかな。そういうダンナさんじゃないほうが奥様も緊張感で運転技術は鍛えられそうですけど乗りたくないって言われそうだw
ペルフォルマンテも小さくはないですが、私でも普通に運転できるサイズ感。
でも、横幅2メートル超えのウルスはやっぱ大きいです。取り回しがちょっと怖い。
車高高いとはいえ、前がけっこう長いので、どうしても前は全部見えない。このサイズ感は日頃から慣れてないとちょっと怖いかな。この大きさがあるからドヤれるっていうのはあると思うけど、日本の狭い道はこれで走るとかなりドキドキかも。はみ出して走ってる自転車に殺意覚えそう。。。

ただ、目視はできない部分があるっていってもウルスはなにせ周囲のカメラがすごいんです。夜は夜で暗視モードみたいなのもあるし、「見えづらい」に関してのフォロー体制はすごいなと。ここは最新の技術と家族向け需要をうまく入れ込んでる感じがしました。
運転のしやすさ的には女性でも簡単だと思いますが、問題はサイズ感かなあ。

あと、デザイン的に後ろのトランク部分をかなり低めに作られてるのでバックミラーの視界はそこまでよくない感じです。ただ優秀なカメラがあるのでそこまでは困らないかな。サイドミラーもかなり大きいし。
ウルス以降、レクサスなどに乗られていた層も流れ込んできていることもあり、
「ランボルギーニで右ハンドルなんてありえない」(査定がめちゃ下がる)という常識があったものが、ウルス以降一気に客層も変わってきて「右ハンドルが人気」だそうです。
奥様用に買われる方も多いようですが、ちょっとこのサイズ感は大変そうだなー。
日本の駐車場のサイズ感だとけっこう大変そう。でも売れまくってるらしいですw
Q8がかなり良いデザインで出そうなので、だったらQ8にっていう層も多いみたいですが、
どっちにしてもこのサイズ感は思ってたより大きかった。
ゴルフや旅行などに4人くらいで行くには非常に良いと思います。
ウルスのカメラがすごい

アヴェンタドールもウラカンも、バックモニターの車庫入れのカメラの精度の良さが素晴らしくて、個人的にめちゃくちゃ好きで、すごく使いやすいなと思ってたんですがウルスもカメラ性能は相当良さそうです。

オフロードのモードで試したときも、運転席側も真ん中の画面も、そして何なら後部座席にも情報が表示されるのが面白かったですよ。
ウルスの内装など
「urus night」と銘打たれたパーティーでじっくりウルスを拝見した画像からどうぞ。

タイヤの上のこの部分まで六角形のデザインが!こういうところは”スーパーSUV”って感じしますね。

個人的に気になるのがこのドリンクホルダー。サイズを変えるのは無理だそうです><

ペルフォルマンテのドリンクホルダーもそうなんですが、細い形状のペットボトルしか入らないんですよねー。。。あまりラグジュアリーな車の、しかも後ろの座席に乗ることがないので内装の豪華さの優劣は語れないのですが、思ってたよりはラグジュアリーな印象でした。
椅子の座り心地が良いこと、前の座席にマッサージ機能があることも印象的。

マッサージ機能もかなりちゃんとしてて、よくある振動だけに毛が生えただけみたいなのと違ってて本格的でした。揉み玉みたいなのでちゃんと付いてる。
ペルフォルマンテの座席、はっきり言って木のベンチみたいに固いんですよ。サスがいいから短時間だとそんなに乗り心地は悪くないんですが、全く遠出に向かないです。で、低反発シートを載せたら今度は助手席のエアバックが反応しなくなるという。
(故障かと思っていたのですが、他のオーナーさんに聞いて判明しました。)
安全を取ると乗り心地が悪くなるし、難しいです。
その点、ウルスは完全に遠出使用。すごく座り心地がいいし、天井も低くないので圧迫感もなし。長時間乗ってても快適です。想像してたよりさらにかなり高級感がありました。
ウルスを試乗した感想

ウルスを運転した感想のまとめは……
まずは箇条書きで。
・カメラがすごい
・オフロードの機能がすごい
・モードによる味付けの違いは確かに面白い
・ただ、思ったより走行感はもったり。一般道より悪路で試してみたい
かな。
ちょっと前に新型カイエンの試乗の感想を載せたのですが、カイエンと比べてしまうと圧倒的にノタノタとしたもたつき感はあります。ペルフォルマンテのハンドル操作がかなり遊びがなくて反応がいいので、その後に乗ったからそう感じてしまったのはあると思うのですが、遊びの多いハンドルの車ってあまり好きじゃないので、ふわふわしてるなーっていう感じは否めない。これはウルスに限らずどのSUVでも同じだと思う、というか思ってたんですが、新型カイエンの良さがちょっと際立ってしまった感はあるかな。他にSUVで走りが楽しいと思えた車がなかったから。(こううなると次のマカンはもっと良さそうですけど)
別にここでカイエンを宣伝してもしょうがないんですが、私の周囲のポルシェ乗りの方にも新型カイエン、相当評判いいんですよね。あの巨躯をよくぞここまでスポーティに仕上げたな、と。以前のカイエンのイメージと違いすぎてて。ウルスがこのくらいのキレのいい走りをしてくれたらまた全然印象違ったかもしれません。ってそういう車じゃないんですよね。
これ、砂漠の国に住んでて砂漠モードで体験したり、雪山行って体験したら、全然違うんだろうと思いました。あとは、ポルシェ傘下になって、時間がたって、次のウルスがもしポルシェ製のエンジンやブレーキを導入したらどうなるんだろう。
とりあえず、ほぼほぼウルス?とも言われてる(らしい)RS Q8と乗り比べてみたい感じもあります。

やっぱりウルスの6つのモードの下の3つをもっとすごい悪路でちゃんと乗ってみたかった。砂地だとシフトアップしない、雪だとアクセルのレスポンスを悪くしてホイルスピンしないようになどの工夫がされてるようなので、完全な悪路を試したらおそらく印象また全然違って「ウルスすっげーーーー最高!!」ってなった気がします。
まあだから、公道で走るにはもったいない感じはあるのかな、正直なところ。日本でファッションで乗るにはちょっともったいないかな。この車で川とか攻める人いるのか?いたらかなりカッコいいですね。見てみたいな、そんな感じ。ウルス乗るならアブダビとかドバイとかで乗ってみたい。しかも、日本女性じゃなくて隣にアラブ美女載せて。そんな印象。
うーん、グランドツアーであの3人にアフリカ編のときのような悪路を走ってみて欲しいなあ。自分が体験したくはないけど彼らの放送のほうが確実に面白そうです。
クイクイ簡単に曲がれる感じとか、反応の良さはペルフォルマンテのほうが圧倒的に運転してて楽しい感じはありました。ウルスはというより、これはもう、、、マカンとボクスターを比べてしまうようなものかも。
最高級SUVの名に恥じない感じ

ラグジュアリーさは思ってたよりかなり良かったです!ラグジュアリーさを求める人にはすごくいいと思いました。あと、広い。

↑この画像、私170センチ弱あるのでけっこう女性としてはデカい方なのですが、

それでも全然狭い感じなんです。後部座席に座っても、かなり足元が広々でした。脚が短いだけかもしれませんが……w

後席にもモニターがあるし、このプチテーブル、PC作業もできそう。
(って普通の人は車酔いしちゃいそうですが、私は三半規管が相当鈍いみたいで、車内絵新聞読んでも何しても車酔いしない体質なのので、テーブルで仕事できそうっていうのはポイント高いなと……)
ペルフォルマンテもアウディのR8と共用のパーツが多いとされていますが
ウルスもQ7?Q8と共用パーツが多いのかな。随所にアウディマークが。
それにしても、ポルシェ傘下になったらどうなるんでしょ?
営業の方に聞いても全然わからないっておっしゃってましたが、この手の話って
ネットのほうが詳しい情報が早かったりするのかもしれないですね。この先もネットを要チェックかな。
ウルスの納車時期は?

一番早い人で11月〜?年内に来るかどうか、というところでまだ決まっていないそうです。海外に比べて圧倒的に遅いですね。ちなみに海外のサーキットで乗り比べたという友人の感想は、
「ペルフォルマンテの後に乗ると圧倒的にカーブがもたもたしてるように感じてしまったけど、普通に乗る分には思ってたよりかなりスポーティ。あと、目立つし気分は大変良いクルマかな、ウルスは」
という意見でした。この言葉に集約されてるかも。私はやっぱり砂漠で乗ってみたいですが……鳥取砂丘、いやもうちょっと近場で……御宿あたりでイベントやらないかなwwなんて。
ちなみに、10月23日に誰でも入れる「ランボルギーニナイト」というイベントがあるみたいですよ。

21時まではオーナーさん限定で、21時半から誰でも入れるみたいです。興味がある方は行かれてみるのも楽しいかもしれません。
余談の余談 ランボルギーニを買える人

慣れというのは怖いもので、ランボルギーニのパーティーに以前初めて参加したときは美女連れのお金持ちそうな人が多くて
「なんて派手な人ばっかりなんだ!こんなところに私のようなのが来てしまって本当に申し訳ない」って思ってたし、うちの派手な車たちに比べて超地味な我が夫婦は似合わないことこの上なく、車に申し訳ないなって思ってたんです(ガチで)。後ずさりしてしまうというか、うちのダンナ、こんな地味なくせによくこんな派手な車買うわ、みたいな。
でも、慣れって本当にすごい。私1人でペルフォルマンテ乗っててジロジロ見られるのも全然気にならなくなったし、派手な人ばっかりじゃなくてサーキット属性強めの人も意外と多いとわかったし(ポルシェでサーキット走り込んでるような人もわりかしいたり)、いろんな人がいるから別にいいか、と。どうせ誰も私のことなんて見てなくて車しか見られないし、みたいな。

慣れで自意識過剰感は消えたかなーと思います。ただ乗ってみた、だけではなく、こういう自意識の変化まで含めて体験できたのは、人生においてひとつ面白い経験が増えてよかったなあと。
そうそう、パーティーに女友達と参加したら、社交性0の夫と行くのと違って他のオーナーさんとお話できる機会も多く面白かったのですが、印象に残ったのは「1台だけ一過性のお金で買えてもね。問題は長くお金を持ち続けらられるかどうかだから」とおっしゃってた言葉。
確かに確かに。「あんなに羽振りが良かったのに」って人が消えていくパターンなども多そう。車のディーラーなどで働いていると、そういう盛者必衰の理みたいなものを見る機会も多そうですね。
そして、最近夫がハマっているクラシックカーラリーなどの世界はまたこういう車とは全く違う属性の方がいて違う面白さがあるようです。その話はまた次回以降にでも……書きますね!
ホリデーオートの最新号、とてもわかりやすくまとまっててスーパーカーブームを知らない私にもすごく面白かったです。
こうやって人は車に熱狂したのか、と。
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ポルシェの経費処理とさよなら997(涙)
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「王様の耳はロバの耳!」って感じで…
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